リロケーションとは

「リサイクルトナー」とはどういうものなのかを見ていきましょう。まず、「トナー」とは英語で、「色調」という意味ですが、通常レーザープリンターやコピー機に用いられるのでインクと考えがちです。しかし、インクは液体ですがトナーはプラスチックの粒に黒鉛や顔料などの色の粒を付けた微粒子で、それは帯電性を持っており、静電気で用紙に像を転写させ、熱で定着させて印刷するものでインクとは違います。カラーで印刷する場合、シアン、マゼンダ、イエローの3色と黒を配合します。ミクロサイズの微粒子であることから、カートリッジと称される容器に充填され、それを印刷機器にセットして使います。トナーカートリッジには、プリンター会社が製造している純正品と、それと全く同じ物ですが純正品についているロゴの無い汎用品、そして再生品があります。

リサイクルトナーは3番目の再生品に当たります。トナーが空になった使用済みのカートリッジを回収し、清掃を施し、修理・点検を行った上でトナーを再充填したもので、文書の印刷においては何ら純正品とは変わりません。ただし、カラー印刷において純正品の色調を完全に再現しなければならないという場合には少々難があるといえますが、通常のカラー印刷においては何ら問題ありません。価格的に見ても、ある会社の純正品が用紙1枚につき4円かかりますが、汎用品は1.5円弱であり、リサイクルトナーにあってはその半分の費用で済みます。回収、充填、回収と何度も繰り返すうちにトナー漏れなどの可能性も出てきて印刷機本体に影響を及ぼすといった問題も全く無いとはいい切れませんが、リサイクル・リユースの取り組みは現代社会の環境意識にマッチしているといえます。